つたない読書感想分~勇者たちの中学受験~

書籍紹介

今回読んだのは「勇者たちの中学受験~わが子が本気になったとき、私の目が覚めたとき」。中学受験のノンフィクション物語です。

あらすじ

3つのエピソード(3つの中学受験の家族のお話)。
単純に勉強頑張って難関校合格!といったサクセスストーリーではなく、それぞれうまくいかず子どもも親も苦労を味わうお話。(教育虐待チックな部分もあり・・・)

感想

正直・・・・

とても面白かったです。
最後のエピソードでは涙が・・・

ノンフィクションなので、面白いと言うことは失礼かもしれませんが、あっという間に読んでしまいました。1エピソード1時間程度で全部で3時間ちょっとぐらいかな。

ぼくは今まで中学受験の苦労話(特に教育虐待系)は昔の一部の家庭にだけ存在している・・・そんな都市伝説のように思ってました。
ただし、中学受験を普通にがんばっている一般家庭でも、教育虐待につながるようなことが起こり、気づいたら沼から抜け出せない・・・なんて状況に陥るのだな、と感じました。親も子どもと一緒にがんばればがんばるほど教育虐待につながる・・・

「中学受験は親子でがんばる」・・・そんな言葉をいろいろな場面で聞いていたらからこそ、親が自分事としてとらえすぎて子どもへ過度なプレッシャー(≒教育虐待)を与える・・・母親・父親の育った背景もあるため、虐待ということに気付かない・・・

ぼく自身も子どもに対して無意識に虐待チックな言葉を投げかけていないか、とても恐怖を感じました。プレッシャーも一つのがんばる理由になると思いつつも、中学受験への親の一言・参画の仕方は超超重要と改めて感じました。

そして、改めて思うことは・・・・

数ある受験の中で中学受験が一番大変じゃない??

小学校4年から約3年近くも塾に通い、親から色々言われ、友達と遊ぶ機会は少なく、そして第一志望校に入れる可能性は低い・・・

勉強することが価値あること、ということは子どもを見ていてとても感じるが、こんなに頑張っても上手くいかない受験というのは・・・なんなんでしょうか・・・??


ぼくが中学受験未経験なのでまだ答えを持てていないんでしょうね・・・子どもの中学受験が終わったときに、なにかしらの答えを見つけていたいです。

こんな大変なことを乗り越える子どもたち・・・たしかに勇者です。みんなすごい!!

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